本所七不思議
どんな伝承か
若神子の七不思議は、いずれも石にまつわるものばかりである点が不思議だといわれ、いつ頃からか村民に言い伝えられてきた。一に宿借石。若神子古城跡の頂上近くにある巨石で、前方が庇のように突き出し、その下に二、三人が入れる。昔、辺見義清がこの地で雷雨に遭い、この石の下で雨を避けたことに因む。二に甲金橋。叩くと甲金の音がする。三に取り石。竜の口の路傍の大石で、夜通ると袖を取られるという。四にゆるぎ石。東漸寺山の巨石で、指で押せば揺らぐ。五に硯石、六にだるま石、七に獅子頭。いずれも自然石で、大小久保・湯沢の奥・愛宕山の麓にあると伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。