油なしで灯り続ける割下水の行灯
どんな伝承か
本所七不思議のひとつに「消えずの行灯」がある。堀割になっていた本所の割下水のほとりには、毎晩そば屋の屋台が出て、二八そばと呼ばれていた。その屋台に掛かった行灯は、油を注いでいないはずなのに、いつ見ても灯が消えることなくともり続けていたという。隅田川の周辺を舞台にする本所の七不思議は、おいてけ堀、狸囃子、堅川の送り提灯、落葉せぬ椎、片葉の葦、足洗い屋敷などとともに語り継がれてきたもので、この行灯もその一つに数えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集