送り犬
どんな伝承か
高根町原長沢の輿水某は、六十年ほど前、馬方をして川上へ通ったことがある。念場原にさしかかると山犬が付いてきて困らされた。仔馬ほどもある大きさのものが五、六匹も付いてきたので、馬も驚いて一歩も進まなくなった。仕方なく道端の枯草に火をつけて燃やすと、山犬は後ろへ下がった。これを何度も繰り返しながら、輿水某はやっと家へ帰り着いたそうである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。