ナマズの側線に流れる電流
どんな伝承か
地震とナマズの言い伝えに科学の手を入れ、地震予知の材料にしようという研究が新聞で報じられた。東京大学農学部水産学科の末弘教授が進め、東京医科歯科大学の勝木教授が協力した。魚の体側にある側線には神経が集まり、常に数ミリボルトの弱い電流が流れていることは知られていたが、その繊維を一本ずつほぐして放電を記録し、刺激を与えたときの波形の変化をとらえることに成功したという。魚の感受性の分析が地震予知や漁業に応用できる道が開けたとされた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の俗信 2――俗信と迷信(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和(1949-52))
文部省迷信調査協議会『日本の俗信2―俗信と迷信』(昭和24-27年)。シリーズ第二巻で、迷信の理論的考察と各論を収める。