相州の巫女の服紗包
どんな伝承か
『竜宮船』によれば、話者の隣家に毎年相州から巫女がやって来ていたが、あるとき服紗包を忘れていった。開けてみると二寸ほどの厨子に一寸五分ほどの仏像と、猫の頭のような干物があった。巫女は大汗をかいて取りに戻り、これは我が家六代伝わる法術の秘宝で、異相の人の首を土中に十二月埋めて取り出し、その土で像を作る秘法だと語ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・石塚尊俊・民俗学・昭和(民俗調査))
民俗学者・石塚尊俊『日本の憑きもの―俗信は今も生きている』。日本各地の憑きもの俗信を実地調査と文献で体系化した研究の決定版。