大清水の徴兵逃れどうらく神
どんな伝承か
柿崎町大清水、いまの柏崎市米山町大清水では、木の丸棒に目鼻を描き、紙の着物を着せた七、八寸ほどの神像を路傍の小祠に納める習わしがあった。これをどうらく神と呼び、若い衆が成年に達したとき、幸せを得られるようにと納めたものだという。もっとも実のところは、大清水の観音様は戦を嫌うといい、徴兵を逃れるためのまじないとして納めていたのだと伝えられる。やがて軍国の色が濃くなり、昭和に入るとそれまでとは逆に、兵隊に志願できるようにと願って奉納されるようになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。