夢枕が結んだ小島と菅沼の縁
どんな伝承か
小島のある家に、三十を越えても縁の定まらない息子がいた。母親は人に知られぬよう道祖神へ願をかけていた。ある夜、その夢枕に品のよい老人が立ち、お前の家の嫁は東の山あいの村にいると告げた。母親が思いめぐらすと、八石山の陰に菅沼という小さな村がある。そこではないかと出かけて年頃の娘のいる家を訪ねると、その家の母親も同じような夢を見て、小島のあたりに娘の嫁ぎ先があると待ちわびていたという。両家の縁談はすぐにまとまったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。