中島・児池新田の固定型半檀家
どんな伝承か
現在の新潟市内にある中島新田と児池新田の人別改帳には、一九世紀のはじめ(享和三年)と中頃(元治二年)と、六十年をへだてた二回分がのこっている。それをみると、同じ家とみとめられる家で、男女それぞれが定まった二つの寺に属している例が幾つもあり、ほぼ固定型の男女別半檀家とみられるものである。半檀家は本家・名子・間脇など各階層にわたってあらわれており、上層の家に限ったものではなかった。この改帳の写真は、新潟県民俗学会の大沼淳氏が見出したものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。