朱雀院南池の龍頭と二つの太陽
どんな伝承か
天暦二年(948)六月、都ではその月の上旬から日照りが続き、七日になって一転、激しい雷雨に見舞われた。この日、空には太陽が二つ並んで現れ、朱雀院の南の池には龍の頭のようなものが浮かび上がったと記録されている。同じ夜、藤原師輔の邸宅・桃園第でも火災が起こっており、相次ぐ凶事に都の人々は不安を募らせたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の妖怪(早川純夫・早川純夫・妖怪史・昭和)
早川純夫『日本の妖怪』。神話時代から江戸まで、日本の妖怪と妖異を歴史の流れに沿って描く。