継子話 その3
どんな伝承か
昔、ある所に女がいて、その人には実の子と継子とがいた。ある日、子供たちに米の餅と粟の餅とをそれぞれ持たせた。実の子は先に粟の餅を食べ、米の餅を手に持っていた。継子の方は先に米の餅を食べ、粟の餅を手に持っていた。それを見た世間の人々は、我が子には米の餅を持たせ、継子が憎いから粟の餅を持たせたのだろうと言ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。