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神泉苑の御霊会と冤魂

所在地京都府京都市(神泉苑)
年代貞観五年(863)五月
登場崇道天皇、伊予親王、染殿皇后、相応、伊予親王ら、まつられた冤魂、邪気に憑かれた者、不動法で治療した験者
出典日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史

どんな伝承か

巻末の憑霊年表には、貞観五年五月二十日、神泉苑で御霊会が行なわれ、崇道天皇や伊予親王らの冤魂をまつったと、『三代実録』により記されている。同じ年の項には、染殿皇后が邪気(天狗)に憑かれ、相応が不動法によって治療したことも『拾遺往生伝』により掲げられている。なおこの年表は憑霊現象を網羅したものではなく、本書で扱っている主題との連関性を考慮して作成されたものだと、著者は断っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史(山折哲雄・山折哲雄・宗教学・昭和(1976))

宗教学者・山折哲雄『日本人の霊魂観―鎮魂と禁欲の精神史』(1976年)。日本人の霊魂観念を、遊離魂・天皇霊・憑霊・鎮魂という主題で歴史的・象徴論的に考察する。序章で問題と方向を示し、第一章『遊離魂と殯』では『日本霊異記』にあらわれた霊肉の課題(魂が一日に千里をゆく遊離魂と、死者を仮安置する殯)を論じる。第二章『天皇霊と呪師』では玉躰加持の象徴儀礼を、霊魂は肉体の形相(封蠟と印型)とするアリストテレス的議論を引きつつ分析する。

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