広島原爆機イーサリイの亡霊悩み
どんな伝承か
広島への原子爆弾搭載機を誘導したクロード・イーサリイ元米空軍少佐は、広島の返り放射能を浴びて原爆症になったらしく、さらに広島の人々の亡霊に悩まされて精神錯乱に陥ったともいわれた。幽霊というと迷信の横綱格とされがちだが、こうした話は新聞でも大きく取り沙汰され、多くの人を半信半疑にさせながら口から口へと広まった、当時の代表的な社会現象の一つとして紹介されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の迷信(今野圓輔・今野圓輔・民俗学・昭和(高度成長期))
民俗学者・今野圓輔が高度成長期の日本に残る迷信を社会派ルポとして告発・分析した一冊。序章では、静岡県掛川市で異性双生児を畜生腹と恥じた母親の母子心中事件、青森県三本木市でキツネ落としと称して女を火あぶりにした殺人事件など、迷信が現代も殺人・心中を生む『黒い習俗』を突きつける。