舟町村の村方一統踊り
どんな伝承か
播磨では加古川上流の舟町村にも降札が及んだ。庄屋の「油屋日記」によれば、十二月の「十八日より村方一統踊り始まり、廿四日まで踊る」とある。その後も降札と踊りはつづき、翌年一月四日ごろまで騒ぎがあった。このため年末の節季勘定は一か月延ばされ、一月晦日の勘定となっている。降札と踊りが村の経済のいとなみそのものを止めてしまった例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔・1970年代~1980年代(推定))
本書は幕末維新期の慶応3~4年(1867~1868年)に東海地方から四国地方にかけて流行した「ええじゃないか」という民衆運動を詳細に記録した研究書である。神社仏閣の札が降下する「お札降り」現象を契機として、老若男女が「ええじゃないか」と囃しながら踊り狂い、祝宴を催す集団心理現象が急速に波及した。