大和高田村嶋家の三日祭
どんな伝承か
慶応三年の「ええじゃないか」(大和では御蔭踊りと呼ぶ)の降札騒動。大和高田には十月十六日から天照皇太神宮のお祓が降りはじめ、豪商村嶋長三郎の家には二十六日にお祓が降った。同家は「諸人参詣のため店先を祭り」、二十六日から三日間の祭りを催した。十月中は所々に降札があってにぎわい、人々は男は女の作りをし、女は男の作りになり、朝から夜中まで「ヨイヤナイカ、ヨイヤナイカ、ヤブレタラマタハレ」とはやして踊り狂ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔・1970年代~1980年代(推定))
本書は幕末維新期の慶応3~4年(1867~1868年)に東海地方から四国地方にかけて流行した「ええじゃないか」という民衆運動を詳細に記録した研究書である。神社仏閣の札が降下する「お札降り」現象を契機として、老若男女が「ええじゃないか」と囃しながら踊り狂い、祝宴を催す集団心理現象が急速に波及した。