萩市火葬場で蘇生した赤ちゃん
どんな伝承か
昭和二十七年九月、山口県萩市の市営火葬場でたいへんな騒ぎが持ち上がった。市内に住む茂田美香子の赤ちゃんは世にいう死産で、生まれてこの世に出たときにはすでに死亡しているとされていた。葬式はやらず、棺は火葬場へ運ばれ、重油を吹きつけて炎をあげ焼却が始まった。しばらくして、父親の茂田実が釜のなかで赤ん坊の泣き声のようなものを聞く。扉を開けてもらうとまぎれもなく泣き声がしたので、燃えはじめた棺を炎のなかから引き出し、服でたたいて火を消して蓋をとると、赤ちゃんはまさしく生き返っていた。仮死状態で生まれたものを死亡と診断し間違えたもので、死後五十四時間目のことであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和)