萩の神さんに腐らされる食物
どんな伝承か
山口県萩地方では犬神のことを「神さん」と呼ぶ。神さんの家の者が食物を欲しがると、その食物は必ず腐ってしまうと信じられていた。小学校である生徒の弁当が腐った際、同じ組に神さんの家の子がいたため、その子が欲しがったのだろうと噂しあった。酒屋は新酒ができると真っ先に神さんの家へ供え、酒を腐らされないようにしたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
怪談の世界(山田野理夫・昭和中期(1977年頃))
ザシキワラシ(座敷童子)と福の神(怪談の世界)/遠野・東北の怪異伝承/家運の盛衰と怪音/妖怪と幽霊譚/山田野理夫の怪談採集