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森鷗外の筮竹から始まった易者の道

所在地東京都港区赤坂新町
年代明治43年6月
登場旧出羽藩士中島直清、号竹高、森鷗外、兵站部軍医司令官
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

赤坂区新町で「花咲爺」を名乗り、見料を酒で受け取っていた老易者には、それなりの来歴があった。もとは奥州出羽藩の武士で、名を中島直清、号を竹高といった。一時は南洋との貿易に手を出したがことごとく失敗し、明治二十八年の日清戦役では従軍している。金州に滞在していたとき、兵站部の軍医司令官であった森鷗外の知遇を得て、鷗外が陣中で用いていた筮竹を譲り受けた。それが占いを始めるきっかけになったのだという。武士から貿易商、従軍を経て路地裏の易者へという道筋が、その風変わりな身の処し方の背景にあった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))

明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件

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