屋根職人の首から出た火の玉
どんな伝承か
今は亡き母の話に、古巻村半田の母の実家へトントン葺きの屋根職人が来ていたことがあった。ある夕刻、近所の人が見ていると、その職人の首の後ろからボッと青い火の玉が出て宙に浮かび、飛び去って行った。あまり気味が悪いので、その人は職人には少しも話さず、近所の人にだけ話した。それがたちまち評判になっているうちに、五、六日の後にその職人は死んだという。人魂は死後だけでなく、死ぬ五、六日前や二、三日前に出る人もあるようだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。