悪魔を降伏する江古田の祈禱獅子
どんな伝承か
江古田の東、今の中野区江古田一丁目に祀られていた御嶽神社は、堀川天皇の代の創建と伝えられ、かつては江古田村の鎮守であった。その別当だった東福寺は、建久のころ武州御嶽山の社僧の勧めにより、村の郷士次郎左衛門が神社の下段の地に建てたもので、天正年間に焼けて今の江古田三丁目へ移った。江古田の獅子舞はこの神社と東福寺によって鎌倉時代に始まったと伝えられ、寛正元年の創建ともいう。金峯権現の行者から、悪魔を降伏し災難を消して氏子を守るものとして伝授されたといい、疫病がはやると祈禱獅子が村内の家々を回って病魔を退散させたという。
原典より
第十 和田山哲学堂と片山橋……………第十一 内藤新宿の昔語り・・・・・・・・...第十二 高田馬場と山吹の里の旧蹟・第十三 目黒の筍と山路家・・・・・・第十四 江古田で天然氷が採れた・・・・・・・第十五 私の百姓時代・・…—— 城西風土記と昔語り(熊沢宗一・昭和初期~昭和中期) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
城西風土記と昔語り(熊沢宗一・昭和初期~昭和中期)