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送り狼いうのは、こけちゃあいけんのよ

所在地島根県邑智郡邑南町中野萩原
年代現代
登場服部鶴市
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

島根県邑智郡石見町(現邑南町)の萩原から川越にかけての道に送り狼が出たという。狼は人が転ぶと「転んだ者は自分のものだ」と言って食うので、三里ほどの道で決して転んではならないとされた。転びそうでも「休もうか」と言えばよく、薬師や馬頭のある広い石の休み場で一息つくのが一番よいと語られた。萩原から川越まで三里あまり、その間は転んではいけないと言い伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)

松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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