トップ石川県の伝承白山市

白峰から上の赤岩に笹木助左衛門ちゅう家があって、助六

所在地石川県白山市白峰赤岩
年代明治五年
登場加藤勇京、助六、天狗の弟子とされた男
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

石川県石川郡白峰村の話。白峰から上の赤岩に笹木助左衛門という家があり、助六という男がいた。子どもの時に天狗にだまされて連れて行かれ、三十三年目に帰ってきた。年が寄って働けなくなったので帰されたのだという。家の者が一番忙しかったのは何かと尋ねると、天狗の親方から飛騨の高山の町を千軒、朝飯前に焼けと言われたのが一番だったと答えた。普通の火は火種に採れず、白峰の風嵐の村で子に乳を飲ませていた母親が寝しなに囲炉裏の薪を足で始末した、その粗末にされた火をやっと採って高山へ持って行き、千軒を焼いたという。助六は薙畑を焼くときには必ず出てきて、指先に唾をつけて畑の間をなぞると、火はそこまで燃えて消えた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)

松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

種別から探す

火種

白山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』の伝承