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顔を焼いて志を通した了然尼

所在地東京都新宿区上落合一丁目(泰雲寺跡)
年代江戸時代・天和(一六八一〜八三)ころ
登場元女官の了然尼と白翁和尚
出典新宿と伝説

どんな伝承か

このあたりには、了然尼が文禄年間に開いたという泰雲寺があった。宮中に仕えていた女が縁あって嫁ぎ、三人の子をもうけたが、思うところがあって夫に告げ、髪を下ろそうと決めた。江戸へ下って白翁和尚に願い出たものの、和尚はその美しさを惜しんでどうしても許さなかった。女はついにみずから顔を火に入れたという。その決意の固さに和尚は感じ入り、剃髪させて教えを残らず授けた。女は了然尼と名乗り、黄檗の禅を修めて晩年にこの寺を建て、弟子や村人を教え導いた。白翁の没後はその亡骸をここに納め、開山に据えて自らは二世となったと伝わる。

原典より

場所 上落合一丁目二三二番地時代 江戸時代 天和(一六八一一八三)のころこのあたりに、了然尼が文禄年間に建てた泰雲寺という寺があった。—— 新宿と伝説(新宿区教育委員会) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新宿と伝説(新宿区教育委員会)

新宿区教育委員会編『新宿と伝説』を全62話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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