斃れる馬への不安と馬頭観音建立
どんな伝承か
三州下山あたりの人びとは、馬ほどの大きな生き物が何事もなく卒然と倒れて死ぬのを見て、驚き怖れずにはいられなかった。その不安を鎮めるため、なるべく古く有難そうな手続きを踏んで馬頭観音を建てておくと、夕暮れどきに独りその場所を通っても胸騒ぎがしないと信じられていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。