岡崎の馬頭観音の多彩な石像
どんな伝承か
三州下山あたりでは、馬頭観音様と呼ぶ石像にも十一面観音や庚申、大日如来、地蔵などさまざまな種類があり、いずれも頭の真ん中に馬の首がついている。岡崎の石屋に馬頭観音を注文すると、そのときどきで様々な像が届けられたといい、大正八年正月と刻まれた石像は、直立した髪を黒く彩色し、加藤清正の兜のような姿に馬の首の前立てをつけた、目のくりっとした意地悪そうな青面金剛の姿だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。