天籟寺の帆柱四国八十八か所
どんな伝承か
戸畑区天籟寺では、明治三十一年に創設された帆柱四国八十八か所の巡拝が多い。旧八幡市の海蔵庵や浄蓮寺、紅梅庵、天籟寺の薬師堂や畑の観音などを選び、黒崎の高祖寺を一番として皿倉山を一周し、熊毛山寺の薬師如来で終わる札所である。巡拝は通称札打ちといい、八十八夜の翌日から四日間、泊まりがけで遍路をした。遍路着に手甲、頭陀袋、遍路笠をつけ、金剛杖の頭に札をかけ、道々「ナムダイシ ヘンジョウコンゴウ」と称名を唱えて札所を回った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。