合馬の神森と神域の禁忌
どんな伝承か
北九州市小倉南区の合馬では、神社の境内一帯を聖なる場と見なす習わしが古くから続く。汚してはならない、木を伐ってはならない、魚や鳥を捕ってはならないという禁忌が今も守られている。こうした場所にはたいてい森が伴い、大正期ごろまでは神森の名で呼ばれていた。林の祇園神社、原の権現社、本村の天疫神社、網代の妙見神社では、その森を今も見ることができるという。地区には、権現の祭りで神馬が踏んだ跡と伝える馬蹄石や、小石を寄せて塚山と呼ぶ岩もある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。