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参詣で外された神田明神の勅額

所在地東京都千代田区(神田明神)
年代明治七年(1874)九月十九日、淵源は平安中期の将門
登場平将門、明治天皇、烏丸光広卿、芝崎宮内勝吉、三条実美、神主
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

明治七年九月十九日、明治天皇が蓮沼村への行幸の帰りに神田明神へ立ち寄り、幣物を納めた。国賊とされた将門の霊を祀る社に主上が参拝したというので教務省では物議が沸き、その月のうちに神田大明神の勅額が外されて神庫に納められた。額は寛文十一年に勅命で染筆されたものだった。代わりに太政大臣三条実美の筆による額が掲げられ、将門は主神の座を降ろされて摂社に退けられ、大洗の磯前神社から石を移して一の宮が新造された。氏子は総代を立てて騒ぎ、社の表には将門神社の扁額が掲げられた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・(平将門伝説の研究書))

梶原正昭・矢代和夫『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』を、論考の節単位で全67事例として収録した研究書(地域伝説集ではない)。平安中期の平将門(承平天慶の乱)をめぐる伝説を、英雄の死と伝説の誕生(冥界・調伏・怨霊・首の怪異・七人の影武者・妙見信仰・石化)、落人たちの運命(将軍太郎良門・如蔵尼の堕地獄と救済・滝夜叉姫・桔梗塚の寵妃・後裔と将門遺跡)、将門伝説の展開(馬の文化・関東一円の分布圏・文芸化・首塚の祟りと再評価)として論じる。

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