弘法大師と芋
どんな伝承か
山梨県北巨摩郡明野村浅尾に伝わる。七人の山伏が村を通りかかってある農家に寄り、その家で作っていた饅頭を乞うたが、家の者は「これは石で食べられぬ」と言って与えなかった。それが今の饅頭峠の饅頭石で、丸い石を割ってみると、中に黒い土が餡のように入っているという。七人の山伏は空腹のあまり村外れで皆死んで石と化した。今も七つの大石が転がっており、これを山伏石と呼んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。