塩辛い井戸を真水にした遍路
どんな伝承か
室戸市後免の西はずれ、港の上に、お大師井戸と呼ばれる井戸がある。昔、この井戸は塩辛くて飲めなかった。ある時、お遍路さんが水を所望されたので、塩辛くて飲めないと答えると、そんなはずはないと言って、この井戸の水をぐいぐい飲まれた。それ以来、この井戸の水は真水になり、村人が飲めるようになったという。高岡郡葉山村の朱壺の清水の類話として『土佐の伝説』Ⅰに載る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。