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羽根

所在地高知県室戸市羽根町
年代現代
登場市原麟一郎、報告者(文)
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

ある夜、○○医師は急患で羽根川上流の部落へ呼ばれた。診療を終えオートバイで帰る途中、N小学校前で校門の側に立つ若い女を見かけた。校医だった医師は顔見知りのK子先生と分かり、後ろに乗って帰らないかと声をかけた。K子先生は乗り、日曜なのに出勤かと尋ねると、明日の授業でどうしても調べておきたいことがある、いろいろ世話になったと答えた。やがて病院の前に着き、振り向くと荷台にK子先生の姿はない。狐につままれた思いで家に入ると、妻が新聞を持ってきた。仲の悪かった夫婦が言い争いの末、夫が妻を刺殺したとある。その妻がK子先生で、事件は昨夜のことだった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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