臼から血が湧いた分限者の餅
どんな伝承か
鴨方には正月の餅を搗かない家がある。昔、この家の主は分限者で、小作人に無理ばかりを言いつけていた。ある年、正月の餅を搗こうとしたところ、臼の中から血が湧き出し、餅は血に染まってしまったという。それ以来、この家では正月に餅を搗くのをやめたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。