満野十八姓のはじまりを語る三兄弟
どんな伝承か
文武天皇の代、大和国に満野太郎・次郎・三郎という兄弟がいた。三人とも狩りの腕がすぐれ、力は並ぶ者がなかったという。ある日、一頭の鹿を追ううちに丹波の深山へ迷い込み、道を失ってしまう。三郎はようやく棚野村へ出てそこに住み、太郎は弓削村、次郎は知井村にそれぞれ落ち着いた。三郎の子孫はのちに八つの家へ分かれ、知井に残る次郎の子孫と合わせて満野十八姓と称されるようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。