ソバ団子とスリコギカクシの雪
どんな伝承か
三原では十二月二十日にソバの団子を仏壇へ供える。この日にまつわるのがレンギョウ法師という蕎麦好きの僧の話で、大師がある家に泊まった折、ソバ団子をこしらえてほしいと頼んだ。主人は自分の足がスリコギの形なので断ったが、大師は雪を降らせてやろうと言い、他人の畑からソバを取りに行かせ、降る雪でその足跡を覆い隠した。それゆえこの日をスリコギカクシと呼び、必ず雪が降るものだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。