白峯・崇徳上皇の怨霊
どんな伝承か
上田秋成『雨月物語』の巻頭「白峯」は幽霊の文学的古典として知られる。讃岐に流され没した崇徳上皇の白峯陵を訪れた西行の前に、上皇の怨霊が凄まじい形相の魔王の姿で現れ論争する場面が描かれ、本人そっくりの姿で現れる形像霊・怨霊の典型例として紹介されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の博物誌――原始生命観の体系(碓井益雄・碓水益雄・民俗学・現代(著述))
碓水益雄『霊魂の博物誌―原始生命観の体系』。人類が肉体に宿る霊魂をどう捉えてきたかを、言葉・自然・人体の各面から博物誌的に体系化する。序章で生気論と機械論の生命論の流れを概観し、第一章で霊魂観念の成立(肉体に宿る霊魂、人間創造と気息=旧約創世記の息吹き、イキモノ=息物、気と魂)を論じる。