小松林命の西北へ発てとの神命
どんな伝承か
このころ王仁三郎には、しばしば小松林命という神が憑かってきた。静岡県清水の長沢雄楯を訪ねて審神の体系を学んだ王仁三郎は、長沢の審神によって、憑かった神「小松林命」はスサノオの分霊で位の高い神であると告知され、みずからの神に大いに確信を得た。静岡から帰郷してまもない明治三十一年七月に入ったある日、小幡神社の社前で拝んでいると、憑かってきた小松林命は、一日も早く西北の方をさして行け、神界の仕組みがしてある、おまえの来るのを待っている人がいる、仕事にも頓着することなく速やかにここを発て、と命じた。これが綾部の出口ナオのもとへ向かう契機になったとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元・武田崇元・大本研究・現代(著述))
武田崇元『出口王仁三郎の霊界からの警告―発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』。大本の聖師・出口王仁三郎の生涯と予言を、霊界のプログラム(型)として読み解く。