出口ナオの神憑かり
どんな伝承か
明治二十五年ごろ、丹波綾部の町で五十六歳の老女が放火事件の重要参考人として警察に連行された。「いまのうちに改心いたさねば、どこにとび火がいたそうも知れんぞよ」という言葉を、近所の者が放火の告白と思いこみ密告したためである。この老女こそ、のちに大本教の開祖となる出口ナオであった。ナオは天保七年、丹波国福知山紺屋町の大工の家に生まれ、酒乱の父のもとで貧窮に育ち、綾部の叔母の養女となった。夫の没落や病、子の失踪など不幸が重なるなか、やがて神が憑くこととなる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元・武田崇元・大本研究・現代(著述))
武田崇元『出口王仁三郎の霊界からの警告―発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』。大本の聖師・出口王仁三郎の生涯と予言を、霊界のプログラム(型)として読み解く。