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死人の家では早ければ一週間

所在地沖縄県那覇市字小禄
年代大正期
登場ユタ、折口、遺族、調査者
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点

どんな伝承か

沖縄でユタが最も活躍するのは死者が出たときである。死とは魂が体内を脱け出て遊離した状態と観念され、その霊魂が正当に取り扱われないと生存者にさまざまな禍いをもたらすと考えられた。そこでユタに頼み、霊魂に心境をたずねてもらう。死人の家では早ければ一週間、遅ければ四十九日ころにユタを招いて問うが、親類二、三人が揃い、ひそかに来てくれと頼みに行かないと叱られたという。ユタは小禄・垣ノ花あたりに大分いて、那覇でも活動写真のある処にいたと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・昭和(民俗学))

民俗学者・桜井徳太郎『霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点』。日本民俗学を歴史研究と結びつける歴史民俗学の方法を提唱し、古代から現代に至る日本人の霊魂観を追究する。I『民俗学と歴史研究』では日本民俗学の宿命・対象・方法と歴史研究との関係を論じ、II『歴史民俗学の構想』では柳田国男の重出立証法を批判・克服し、奥多摩小河内村の婚姻習俗(朝聟入り型・承認権)を作業例に郷土の民俗像の史的復元を試みる。

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