癌で逝った親友血脇啓寿の言葉
どんな伝承か
著者は恐山で、亡くなった親友の血脇啓寿を招んでもらった。イタコはまず、背が高く痩せて外国人のような眼鏡の男、長患いでやつれていると言い当てた。実際そのとおりだった。澄んだ声の唱えごとのあと降りてきた血脇は、これまで誰も招んでくれなかったと喜びを述べ、自分の余命を延ばそうと著者が動いたことに礼を言った。癌と知らされた著者は、外国人を含む数人の能力者に延命を頼み、彼は一時、医者が驚くほど持ち直したのだった。十八、九年来の間柄だけに人には言えぬ悩みにも話は及び、最後に八月・十二月・三月を用心せよと告げた。その年の十二月、著者は原因の分からない熱で数日寝込んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の謎-新版タナトロギー入門(中岡俊哉・1980年代)
祖父の霊を見る(霊魂の謎/タナトロジー)/心中未遂と蘇生体験/物体化した死者の霊/死後の世界と臨死/タナトロジー(死生学)入門