オッパショイシ
どんな伝承か
オッパショイシは、土地によってはウバリオン、またはバウロ石などともいい、路傍の石が『負うてくれ』と呼びかけるという怪である。徳島郊外のオッパショ石は、ある力士が『そんなら負われい』といって負ったところ、だんだん重くなってきたので投げたら二つに割れ、それきりこの怪は絶えたと伝えられ、永くその割れた石が残っていたという。昔話で正直爺さんが『取り付かば取り付け』というと大判小判が背に乗ったという話と系統を一つにする世間話で、実は格別こわくない例だとされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・昭和(民俗学))
柳田國男の妖怪研究を集めた『妖怪談義』(選集五巻)。