久高島の十二年ごとの洗骨
どんな伝承か
沖縄本島の離島、久高島では、阿檀の繁った藪の向こうの崖下に棺を並べておくだけの風葬が行われ、十二年に一度、一斉に棺を焼き払って遺骨をきれいに洗い、巌窟の中へ納める習わしがあった。沖縄本島や奄美の徳之島などにも、同様に洞窟の中へ白骨を積み重ねる風葬の名残とみられる場所が方々に見られるといい、沖縄の葬制の古い姿を伝える例とされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。