十三年目ごとのイザイホウという祭礼で
どんな伝承か
沖縄本島の属島、久高島には十三年目にあたる午年の旧十一月十五日を中心に、その前後四日間、イザイホウという厳粛な部落の祭礼が行われる。丑年三十歳に達した婦人はこの祭に参加してはじめて巫女の資格を得る義務があり、他島へ出た者も結婚した者もこの時だけは必ず帰島しなければならない掟であり、こうした義務的な加入儀礼は久高島独特のものとされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・昭和(民俗学))
民俗学者・桜井徳太郎『霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点』。日本民俗学を歴史研究と結びつける歴史民俗学の方法を提唱し、古代から現代に至る日本人の霊魂観を追究する。I『民俗学と歴史研究』では日本民俗学の宿命・対象・方法と歴史研究との関係を論じ、II『歴史民俗学の構想』では柳田国男の重出立証法を批判・克服し、奥多摩小河内村の婚姻習俗(朝聟入り型・承認権)を作業例に郷土の民俗像の史的復元を試みる。