内海町安田のガキノメシ
どんな伝承か
香川県小豆郡内海町安田、現在の小豆島町安田では、盆の十四日の早朝、川原で飯を炊く。炊いた御飯を柿の葉にのせ、川辺に作った簡単な堂に供えたうえ、みなで御飯を食べる。ガキノメシと呼ばれることからも、餓鬼仏をまつる行事にちがいないと著者はいう。盆に川原などで、ことに女の子たちが一緒に飯を炊いて食べる風は各地にあり、そのうちには無縁仏を供養するとみられるものがいくつもある、として挙げられた一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。