大豆を埋めて歯痛を治す石
どんな伝承か
新野の奥田正一家の墓地に、なえしろさまを祀った石が据えてある。歯が痛くなったときは、夜中に大豆を持って行き、その石の前に一粒ずつ埋めながら、歯が治りますようにと拝んで帰ってくる。そうすると痛みが取れるといわれていた。話者は明治三十三年生まれの熊谷ちそで、新野の口頭伝承として採られた一条である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新野民俗誌稿――長野県下伊那郡阿南町(口頭伝承)(民俗調査報告)
『新野民俗誌稿(長野県下伊那郡阿南町)』第十五章口頭伝承所収の昔話・伝説。昭和五三年に新野で採話された口承を収める。