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門松を立てず注連縄だけを飾る正月

所在地島根県出雲市大塚町
年代不明
登場村人
出典島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの

どんな伝承か

大塚町の正月飾りは注連縄が中心である。十二月二十八日から三十一日ごろにかけて戸主らが自分で綯うか、出雲生活センターで買い求め、大晦日に神棚・床の間・玄関・台所・仏壇などへ飾る。松や梅、昆布、みかん、ジンバソウという海藻などを添えることもあり、玄関のものは輪に結んでゆずり葉や御幣をつける家もある。荒神さんの注連縄はまた別の形に作った。そしてこの町では、昔から門松というものを立てない。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの(出雲市(編)・自治体史(民俗))

『島根県出雲市大塚町民俗調査報告書』所収の俗信・憑きもの・民間療法。出雲平野の大塚町に伝わる心意現象を採録する。カラスの鳴き声で天候を読むアレガラスの予兆、イチヂク・ビワを植えぬ・便所に南天を植える屋敷の禁忌、キツネに憑かれることを『サバラレル』という狐憑き、繁盛するゆえ嫉まれ村八分で結婚に難のあった憑きもの筋『キツネモチ』、着物の裾を結わいたり小豆を井戸に落とすものもらいの呪術的民間療法などを収める。

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