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屋敷に響く小豆をまく音

所在地東京都港区麻布
年代伝承
登場妖怪、伝承者
出典暮しの中の妖怪たち

どんな伝承か

小豆とぎは村はずれの大木や小川に棲むとされるが、屋敷に住みつくものは小豆はかりと呼ばれた。江戸の麻布に二百俵取りの武士の家があり、古くからこれが棲むと言われていた。友人が見たがって泊まり込み、息をひそめて待つと、夜更けに天井の上をドシドシと踏む音がし、続いてバラバラと小豆をまく音が起こる。音は次第に高くなり、しまいには一斗もの小豆をばらまくほどになった。さらに庭の飛び石を下駄で歩く音、手水鉢に水をかける音まで続いたが、障子を開けても何も見えなかった。

原典より

小豆とぎは一般には村はずれの大木や小川に棲むが、同じ小豆を持った妖怪で屋敷に棲むものもある。—— 暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))

民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。

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