予兆――死の前兆
どんな伝承か
大治町の俗信は町内一般にいうことのようだが、実際に確認できた大字が明記されている。死の前兆としては、梅干やギョウジャ(らっきょ)にカビが生えると人が死ぬ(八ツ屋、堀之内、三本木)、漬物の中の水がきれて腐り始めると人が死ぬ(西条)、カラス鳴きが悪いと人が死ぬ(八ツ屋、堀之内、西条、三本木)、ヒトダマが出ると人が死ぬ(八ツ屋、北間島、堀之内)、寺の鐘が自然に鳴り出すと人が死ぬ(西条)などがある。ヒトダマが川を越すと三年永生きできるともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗))
『大治町民俗誌 下』第五〜八節所収の霊と神・怪異・俗信・民間療法。愛知県海部郡大治町に伝わる心意現象を採録する。