キツネツキ
どんな伝承か
伊勢湾台風までは、川の土手や氏神境内の森、竹藪などにキツネの巣が沢山あった。キツネが人に取り憑くという話は、町内のどの大字でも聞くことができる。東条では気がふれるのはキツネが憑いたからだといい、中島ではあまり信仰熱心になるとキツネが憑くという。八ツ屋では、キツネが憑くと川の浅瀬を道と間違えて歩くことがよくあったという。キツネが取り憑くと、僧に祓い経を上げてもらったり(馬島)、タバコを吸うとキツネが出る(花常)ともいわれた。
原典より
伊勢湾台風までは川の土手や氏神境内の森や竹藪などにキツネの巣が沢山あった。—— 大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗))
『大治町民俗誌 下』第五〜八節所収の霊と神・怪異・俗信・民間療法。愛知県海部郡大治町に伝わる心意現象を採録する。