虫封じの祈願(熱田・塩釜神社)
どんな伝承か
大治町では塩釜神社の祈祷札を受けて幼児の虫封じとする風習があった。六月一日に行われる熱田の高倉神社の井戸のぞきは有名で、幼児のはしかや百日咳、虫封じに効験があるといわれている。安産祈願には七宝町秋竹の藤島神社や名古屋の塩釜神社、津島神社に参る者も多かった。ほかにも馬島の明眼院には猿田彦サンの木像があり、子授けの神として一週間借りて寝所を共にすると子が授かるとの信仰も伝わっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗))
『大治町民俗誌 下』第五〜八節所収の霊と神・怪異・俗信・民間療法。愛知県海部郡大治町に伝わる心意現象を採録する。