まじない――落雷除けのシメ縄
どんな伝承か
雷にまつわるまじないが伝えられている。田圃に雷が落ちると、その箇所の四方にシメ縄を張ると延焼をまぬがれる(八ツ屋、三本木)。不浄ゴエをかけてシメ縄を張ると延焼しない(北間島、西条)。雷の落ちた処へシメ縄を張り、シメ縄のふちを歩いて悪い水を外へ流れないようにする(花常)。またサギトウの燃えがらを屋根の上に投げると雷が落ちない(長牧)、雷が鳴ると線香をたいて般若心経を唱える(堀之内)などともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌・自治体史(民俗))
『大治町民俗誌 下』第五〜八節所収の霊と神・怪異・俗信・民間療法。愛知県海部郡大治町に伝わる心意現象を採録する。