七夕由来
どんな伝承か
向原下組の羽田キクエ(大正二年生)が語った伝説。男の星の神と女の星の神が、年に一度ジュウロク(ドジョウインゲン)の畑で会うのだという。そのとき雨が降ると天の川が氾濫して会えない。だからジュウロクの畑には、七夕に一般の者が入ってはいけないと言われる。目には見えないが、神様が一年に一度きりの逢瀬を楽しんでいるのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
向原の民俗 下――昔話(民俗調査報告 第9号・第10号・民俗調査報告・民俗調査報告)
『向原の民俗 下(民俗調査報告第9号・第10号)』所収の昔話。山梨県南都留郡の向原・明見地区に伝わる昔話を、関敬吾分類の番号順に採録する。十二支の由来(猫が入らぬ訳)、犬の脚、針と糸で正体をたどる蛇聟入(環型)や蛇息子の異類譚、桃の子太郎、狼報恩、頭の口で食う食わず女房(鬼女房)と菖蒲・蓬での脱出、炬燵入り・旅学問(朱膳朱椀)・鯛の煎じ滓・屁ひり嫁などの笑話を収める。